睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群(SAS : Sleep Apnea Syndrome)は、睡眠中に気道の閉塞が原因で何回も呼吸が止まる疾患です。
無呼吸になると血液中の酸素不足が起こり、いろいろな合併症(高血圧、心臓病、脳卒中)が出現することがあります。

睡眠時無呼吸症候群の症状は、いびきや不眠、起床時の頭痛、日中の眠気、倦怠感などがよくみられます。
日中の眠気のために、交通事故や産業事故などを引き起こす危険性があります。

そのため患者さんに合わせた適切な検査と治療が必要です。

 当院での睡眠時無呼吸症候群の治療

 睡眠中の気道の閉塞を改善させるための治療として持続陽圧呼吸療法(CPAP)があります。
 鼻に小さなマスクをかけて、睡眠時に空気を流すことにより気道の閉塞を改善させる簡単な治療法です。
 保険診療で行われます。

 

 当院での検査・治療の流れ

 ①スクリーニング検査
   ご自宅にて簡単に検査ができます。簡易型の検査機器で睡眠中の無呼吸の有無を調べます。

 ②CPAPの導入
   スクリーニング検査により中等度から重度の睡眠時無呼吸症候群と診断された場合には
   CPAPの治療を開始します。当院ではCPAPへのスムーズな導入のために、2~3日入院していただく
   場合もございます。


 睡眠時無呼吸症候群 簡易チェック

 ◆以下の症状がある方は睡眠時無呼吸症候群の疑いがありますので、ご相談ください。
  ・ 毎晩、激しいいびきをかくと言われる
  ・ 睡眠中、呼吸がしばしば止まっていると言われる
  ・ 朝、頭痛や頭重感がある
  ・ 日中、眠気を感じる
  ・ 日中、よく居眠りをする